人工呼吸器装着経験談

昔、重篤な肺の症状で人工呼吸器をつけた事がある。

装着中は自力呼吸の必要がないけど、痰が気道を行き来するので、定期的に吸引してもらう必要がある。咳をすると、呼吸器の筒から出てきそうにもなる。喉に唾液も溜まり、飲み込めないのでそれも定期的に吸引。鼻から直接胃に栄養を送るチューブも挿入。トイレも行けないので尿道にもチューブを挿入。足や腕には様々な管、胸には心電図を取付られる。自力呼吸が出来るようになると、抜管し酸素マスクに変わる。息が苦しくてごはんは食べられないし、話すことも厳しい。意思を伝える時は筆談や、あいうえおボードを使う。呼吸が苦しくて寝つくまでに体力も消耗するので睡眠薬を飲んで寝る。夜中は咳込み熱も出る、汗でびっしょりになる。

痰を自力で出せるようにならなければ、再度人工呼吸器装着となるのでそうならない為にも痰を出せるように頑張るしかない。

 

わずか4日間寝たきりで、ふらふらして歩けなくなる。退院しても一カ月発声がままならない。

ご高齢の方には耐えられない治療だと思います。

もう、二度と経験したくないので日々注意と対策。

 

様々なウィルスでの肺炎にはくれぐれもご注意下さい。